この本は、ある死刑囚が獄中で詠んだ和歌を中心に展開されるサスペンス作品です。
なぜ、このような残虐な歌を詠んだのか。
彼の和歌には、恐怖や残虐さが凝縮されています。
まるで悪魔のような。
本当に悪魔に取りつかれていたのではないか?
犯罪者の心理を読み解こうとするジャーナリストや和歌の専門家たちが登場し、彼の和歌を通して、その精神世界やその異常さに迫ろうとしますが、読み進めても読み進めても彼がなぜこのような歌を詠んだのか、私には理解できませんでした。
また…それと同時に
善悪とは?
正義とは?
平等とは?
そういった自分自身の道徳観と向き合うことを余儀なくされました。
この本は、読む方によっては不快になるものかもわかりませんが、私にとってはとても刺激的な一冊となりました。
本文とは全く関係ないのですが、10月も終わりだというのに
まだまだ涼しいとは言えないそんな今日この頃です。しかし朝晩はとても過ごしやすくなり、読書も捗りそうな気がします。
